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人間関係

先生からのセクハラかもと感じたら|安心して相談する方法

先生 セクハラ

最終更新日: 2026年6月5日

「これって、セクハラなのかな。『指導』って言われたら、何も言い返せない」

「先生に逆らったら、成績も推薦も終わる気がして、誰にも言えない」

「どうせ『考えすぎ』って言われる。わたしが我慢すればいいのかな」

あなたが「嫌だ」と感じたなら、その感覚は間違っていません。そして、我慢し続けなくていい方法があります。先生は、あなたを指導し、成績や進路を左右する立場の大人です。だからこそ「嫌だ」と言いにくいのは当たり前で、言えなかったあなたが悪いわけではけっしてありません。

この記事では、先生からのどんな言動がセクハラに当たるのか、報復が怖いときにどう安全に相談できるのか、何を記録に残しておくといいのかを、解説していきます。学校の中の相手から、学校の外の窓口まで、あなたが取れる選択肢を並べました。

まずは「これってセクハラかも」と気づいたあなたの感覚を、否定しないところから始めましょう。

先生からの言動を「セクハラかも」と感じたあなたへ

「気のせいかもしれない」「先生は指導のつもりなのかも」と、自分の気持ちにフタをしようとしていませんか。でも、何度も思い出してしまう、その人と二人になるのが怖い、と感じているなら、それはあなたの心が出している大切なサインです。

この記事は、部活の顧問・担任・教科の先生・塾の講師など、あなたを指導する立場の大人からのセクハラを解説します。電車などで見知らぬ人から受ける痴漢は学生の痴漢被害の相談先をまとめた記事、同級生など対等な関係からのセクハラは同級生からのセクハラについての記事でそれぞれ解説しているので、あなたの状況に近いほうもあわせて読んでみてください。

先生のこんな言動はセクハラに当たる

「これくらいで騒ぐのは大げさかな」と思ってしまうかもしれません。でも、次のような言動は、相手が先生でもセクハラ(性的な嫌がらせ)に当たります。

先生のセクハラに当たる言動の例

  • 必要のない体への接触(肩・腰・手・髪などを触る、抱き寄せる)
  • 性的な言葉や冗談、容姿について繰り返し言ってくる
  • 体つきをじろじろ見る、いやな視線を送ってくる
  • LINEやSNSで私的に連絡してくる(「今日かわいかったね」など)
  • 用事もないのに二人きりになろうとする、居残りや個別指導に呼び出す
  • 成績・推薦・レギュラーなどを引き合いに、性的なことを求める

「指導のため」と説明されても、あなたが不快に感じる体の接触や性的な言動は、指導には必要のないものです。一つでも心当たりがあって嫌だと感じたなら、そのことを大切にして大丈夫です。

「指導」と「セクハラ」の境界|先生という立場の難しさ

先生からのセクハラがつらいのは、「指導」と区別がつきにくく、しかも相手があなたを評価する立場だからです。「嫌だ」と言えば、成績や進路、部活での扱いに響くかもしれない。そう思うと、断ることも逃げることも難しくなります。

大切なのは、断れなかったのは、あなたが弱いからでも、受け入れたからでもないということです。指導し評価する立場の人に逆らうのは、大人でも簡単ではありません。法律も、こうした立場を利用した行為を問題として扱っています(法務省)。

実際、教員によるわいせつ行為やセクハラで処分を受ける事例は、毎年報告されています(文部科学省)。あなたが受けていることは、「あなただけに起きた特別なこと」でも「考えすぎ」でもありません。

先生に逆らうと成績や進路に響く?報復が怖いあなたへ

「相談したら成績を下げられる」「推薦をもらえなくなる」「目をつけられる」。報復が怖くて動けないのは、とても自然な気持ちです。その怖さは、あなたが置かれている力関係が生んでいるものです。

知っておいてほしいのは、法律の側の動きです。2023年に改正された刑法では、成績や進路といった「立場による影響力」を使って断れなくさせる行為も、処罰の対象に含まれるようになりました(法務省)。さらに、わいせつ行為をした教員は懲戒免職となり、教員免許を失います。再び免許を取るのも厳しく審査される仕組みが、2022年から始まっています(文部科学省)。

とはいえ、現実には「証拠がない」「指導との線引きでもめる」といった難しさもあります。だからこそ、記録を残しておくことと、信頼できる大人や専門の窓口に早めに相談することが、あなたを守る力になります。いきなり大ごとにしなくて大丈夫です。まずは小さく相談するところからで構いません。

先生のセクハラ|できる範囲で記録に残しておく

もし相談したり、あとで誰かに伝えたりするときに、記録があると状況が伝わりやすくなります。完璧でなくて大丈夫です。思い出せる範囲でかまいません。

残しておけると役に立つこと

  • いつ・どこで・何をされたか(スマホのメモや日記でOK)
  • そのとき自分がどう感じたか、誰か近くにいたか
  • LINEやSNSのメッセージは、消さずにスクリーンショットで保存
  • つらさで眠れない・体調をくずすなどが続くときは、心療内科などの受診記録も状況を示す材料になります

記録は、誰かに見せるためだけのものではありません。「自分の感じたことは間違っていなかった」と、あとから自分で確かめるためのものでもあります。

一人で抱えないで|先生のことを相談できる場所

学校の中で話せる相手

先生のことを別の人に話すのは勇気がいります。でも、一人で抱えこまなくて大丈夫です。学校の中には、あなたの味方になれる人がいます。

学校の中で話せる相手

  • スクールカウンセラー(守秘義務があり、話した内容を勝手に広めません)
  • 養護教諭(保健室の先生)
  • 担任以外の、信頼できる先生
  • 教頭・校長などの管理職

もし一人目に話して「考えすぎ」と取り合ってもらえなくても、あなたの感じたことが間違っているわけではありません。合わないと感じたら、別の人に話してみていいのです。話す相手は、一人に決めなくて大丈夫です。

学校の外で相談できる場所(教育委員会など)

学校の中の人に言いにくいときや、学校が動いてくれないと感じるときは、学校の外にも相談できる場所があります。

  • 教育委員会の相談窓口(学校とは別に、先生の問題を相談できます)
  • 性暴力の被害について相談できる公的な窓口
  • 弁護士会の相談窓口(法的にどうできるかを知りたいとき)

こうした公的な窓口は、お住まいの都道府県名と「教育委員会 相談」「性暴力 相談」などを組み合わせて調べると見つけやすくなります。名前は知っていても場所が分からない、というときの手がかりにしてください。

塾やスポーツクラブの先生からの場合は、学校の仕組みが使えないこともあります。その場合は、保護者や上記のような公的な窓口に相談する方法があります。2026年には、塾やスポーツクラブなども対象にした、子どもを性被害から守るための新しい法律(こども性暴力防止法)が施行される予定です(こども家庭庁)。「訴える」「大ごとにする」と身構えなくても、まずは状況を相談するだけでも大丈夫です。

先生のことを誰かに話したいとき

「学校の人にはまだ言いたくない」「何が起きているのか、自分でも整理できていない」。そんなときに、気持ちを話せる場所として、ユースクリニック Produced byペアライフのカウンセリングを使うという選択肢もあります。

10代〜20歳が、1回100円・20分で体や心の悩みを話せます。ニックネームで予約できて、保険証もいりません。親や学校に連絡することもありません。話を聞いたうえで、次にどうするかを一緒に考えます。

ユースクリニックは気持ちを話せるカウンセリングの窓口で、診察や処方、学校への対応や被害届の代行は行いません。先生への対応や法的な手続きが必要なときは、上で紹介した学校内外の窓口や、医療機関とあわせて利用してください。

先生のセクハラについてよくある質問

Q. 先生のことが完全に嫌いになれない自分がいます。おかしいですか?

おかしくありません。指導者として尊敬している気持ちと、触られるのが嫌だという気持ちが同時にあっても、それはとても自然なことです。複雑な気持ちがあっても、あなたが「嫌だ」と感じたなら、その感覚は大切にしていいものです。気持ちが混ざっていることは、相談してはいけない理由にはなりません。

Q. 塾の先生からの場合はどうすればいい?

学校の仕組み(スクールカウンセラーや教育委員会)が使えないことが多いので、保護者や、性暴力について相談できる公的な窓口に相談する方法があります。2026年には、学習塾やスポーツクラブなども対象にした「こども性暴力防止法」が施行される予定で、こうした場での被害にも対応が広がっていく見込みです。

Q. 相談しても「考えすぎ」と言われたら?

一人目に信じてもらえなくても、あなたの感じたことが間違っているわけではありません。別の大人、別の窓口、専門の相談員など、話せる相手はほかにもいます。あきらめずに、別の人を頼っていいのです。記録を残しておくと、状況を伝えやすくなります。

Q. 友だちから「先生に〜された」と打ち明けられたら?

まずは「話してくれてありがとう」と受け止めて、否定したり問い詰めたりせずに聞いてあげてください。「あなたは悪くない」と伝えること、そして本人の気持ちを尊重しながら、信頼できる大人につなぐことが力になります。無理に問いただしたり、勝手に広めたりはしないであげてください。

あなたは悪くない|先生のセクハラを一人で抱えないで

先生からのセクハラは、断りにくく、報復が怖く、信じてもらえるか不安で、一人で抱えこみやすいものです。それでも、はっきりお伝えします。嫌だと感じたあなたの感覚は正しく、あなたは何も悪くありません。そして、我慢し続ける以外の選択肢が、あなたにはあります。

「誰かに話す」「記録を残しておく」「学校の中や外の窓口に相談する」。どれから始めても、いつ始めてもかまいません。その入り口として、ユースクリニック Produced byペアライフなら、10代〜20歳が1回100円・20分のカウンセリングで気持ちを話せます。ニックネームでよくて、保険証もいりません。親や学校に連絡することもありません。「これってセクハラなのかな」と確かめたいだけでも、相談に来て大丈夫です。

この記事のポイント

  • 必要のない体への接触・性的な言動・私的なLINE・二人きりの呼び出しなどは、相手が先生でもセクハラに当たります
  • 指導し評価する立場の人に「嫌だ」と言えなかったのは当然で、あなたは悪くありません。2023年改正刑法では立場を使った行為も処罰対象です
  • いつ・何を・どう感じたかの記録とLINEのスクショを残しておくと、相談のときに状況が伝わりやすくなります
  • 学校の中(スクールカウンセラー・養護教諭など)と外(教育委員会・公的窓口)に相談先があり、一人に絞らなくて大丈夫です
  • 気持ちを話したいときは、ユースクリニック Produced byペアライフが1回100円・20分・ニックネーム可で相談できます

ユースクリニック公式インスタグラムInstagramでも発信しています

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ペアライフクリニックの実績

性感染症学会・感染症学会 所属医師 15名

性の健康カウンセラー 3名

思春期保健相談士 1名

LGBT基礎理解検定初級 1名

ペアライフクリニックがこの記事の監修を行っています。

本記事は2026年6月時点の情報に基づき作成しています。法令の改正等により内容が変わる可能性があるため、最新情報は文部科学省・法務省・こども家庭庁等の公式情報や、お住まいの地域の相談窓口でご確認ください。つらい気持ちが続くときは、一人で抱えこまず医療機関や相談窓口にご相談ください。