妊娠を彼氏に言えない|伝え方と困った時の選択肢を解説
最終更新日: 2026年8月19日
「生理が来ない。妊娠したかもしれない。」
「彼氏に言ったら、別れようって言われる気がする。」
「メッセージ画面を開いたまま、指が止まる。」
彼氏に言えないままでも、産婦人科の受診も、そのあとの手続きも可能です。法律婚も事実婚もしていない相手なら、中絶の同意書に彼氏の署名は要りません。ただし18歳未満には、親権者の同意書を求める医療機関が多くあります。伝える義務はありません。それでも彼氏は、この妊娠のもう一人の当事者です。
中絶に彼氏の同意は必要?妊娠は誰が決めるか
母体保護法が同意を求めているのは、本人と配偶者です。法律婚も事実婚もしていない交際相手は、ここでいう配偶者にあたりません(e-Gov法令検索「母体保護法」)。つまり、同意書に必要なのはあなた本人の署名です。ただし年齢によって、実際に求められる書類は変わります。
未婚なら同意書の配偶者欄は空欄になる
法律婚も事実婚もしていない場合は、本人の同意だけで足ります。日本産婦人科医会も、同意書の配偶者欄は空欄になると説明しています(日本産婦人科医会「人工妊娠中絶における配偶者同意について」)。彼氏がサインをしないことを理由に、手術を断られる決まりはありません。
一方で、交際相手の署名欄がある独自の用紙を使う医療機関もあります。様式は施設ごとに違うので、何が要るかは受診先で分かります。
18歳未満は親権者の同意を求める医療機関が多い
母体保護法に年齢の制限は書かれていません。未成年でも、本人が自分で同意できると考えられています(日本産婦人科医会「人工妊娠中絶における配偶者同意について」)。それでも実務では、18歳未満の場合に親権者の同意書や署名を求める医療機関が多くあります。
2022年4月から、成年年齢は18歳になりました(法務省「民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について」)。18歳と19歳は、医療を受けるかどうかを自分で決められる年齢です。17歳以下で何が必要かは、医療機関によって違います。費用や親への連絡とあわせて中絶は親にバレない?未成年の同意・費用・相談先まで解説にまとめています。
決めるのは本人、彼氏は妊娠のもう一人の当事者
親に妊娠を伝えるときと、彼氏に伝えるときでは、相手との関係が違います。親には許可をもらう形になりがちですが、彼氏はこの妊娠にかかわった当事者の一人です。責任の点でも、知る立場としても、あなたと対等です。
といっても、二人で半分ずつ決めるわけではありません。妊娠を続けるかどうかは、体の負担を引き受ける本人が決めます。彼氏の役割は、あなたが決めるまで一緒に考えて、決めたあとに一緒に動くことです。
相手が親のときに切り出す言葉は、また別です。親に伝える場合は妊娠を親に言えないあなたへ|伝え方も、言わない選択も、一緒に整理しましょう。で扱っています。
同意のない行為だったときは相手の署名は求められない
暴行や脅迫によって、あるいは抵抗できない状況で性行為をされて妊娠した場合も、母体保護法の対象になります。厚生労働省は2020年8月に、この場合は加害した相手の同意まで求めるものではないと示しています(日本産婦人科医会「本邦における人工妊娠中絶施行の際の注意点」)。
相手が怖い、暴力がある、断れなかった。どれかに当てはまるなら、伝え方を考えるより先に、自分の安全を守ってください。最初に頼るのは、学校の先生や養護教諭、地域の相談窓口です。誰に相談して、どう動くかは、学生が痴漢被害を相談できる場所と対処法|一人で抱えなくていいと同級生のセクハラ?判断基準5つと今すぐできる対処法が参考になります。
法律の上では、配偶者がいなければ交際相手の署名は要りません。実務では年齢によって、親権者の同意書を求められることがあります。
妊娠を彼氏に伝える前に確かめておくこと
伝えるかどうかを考える前に、確かめておくことがあります。「本当に妊娠してるの?」と聞かれたときに答えられるかどうかが、そのあとの分かれ目です。
確かめるのは「妊娠しているか」と「今が何週か」の2つ
確かめるのは、妊娠しているかどうかと、今が妊娠何週かの2つです。この2つが分かると、どんな選択肢があって、いつまでに決めればいいのかが見えてきます。
妊娠検査薬の使い方や、産婦人科を一人で受診する手順は「妊娠したかもしれない」高校生が今すぐ確認すべき5つのステップにあります。確かめるのが先で、伝えるのはそのあとです。
週数が早いほど選べる方法の幅が広い
週数が進むほど、選択肢も、体への負担も費用も変わります。中絶を選べるのは妊娠22週未満で、これは母体保護法にもとづく国の通知で決められた期限です。早い時期ほど、選べる方法は多く、体の負担も軽くなります。中絶の費用に健康保険は使えず、原則として自己負担です。
ただし、日にちが経ったから何もできない、ということではありません。今が何週かが分かって初めて、次の一歩が決まります。まずは産婦人科で確かめてください。子宮の外で妊娠が育つ異所性妊娠のように、破裂するまで症状が出ないものもあります(MSDマニュアル家庭版「異所性妊娠」)。実際にどの方法を選べるかを判断するのは、体の状態を診た医師です。
下腹部のひどい痛み、生理と同じかそれ以上の出血、ふらつき。このどれかがあるときは注意が要ります。夜間や休日でも産婦人科に連絡するか、救急を受診してください(日本産科婦人科学会「流産・切迫流産」)。
自分がどうしたいかを先に一度書き出す
伝えたあとは、相手の反応に気持ちが引っぱられるものです。伝える前に考えをメモに残しておくと、あとで自分がどう思っていたかが分かります。
書き出すのは次の4つです。一言ずつで十分です。長い文章にする必要はありません。
伝える前に、自分の中で決めておく4つ
- 今の時点で、自分はどうしたいと思っているか
- 彼氏に何をしてほしいか(一緒に考えてほしい、費用の分担、受診の付き添い)
- 彼氏に言われたら一番つらい言葉は何か
- 彼氏の反応がどうであっても、自分は誰に相談するか
妊娠を彼氏に切り出す場所と最初の一文の決め方
切り出す言葉が決まっていると、言い出すときの怖さが小さくなります。話す場所、最初の一文、その日は結論を出さないこと。決めておくのはこの3つです。
話す場所は二人になれてすぐ帰れるところ
人の多い場所では、相手が動揺を隠そうとして話が浅くなります。逆に帰りにくい場所だと、話が長引いたときの逃げ場がありません。
二人で静かに話せて、自分の判断で帰れる場所がいいです。彼氏の家や自分の家は、話が終わってもその場を離れにくいので、初めて伝える場には向きません。
相手に合わせて選べる切り出し方3つ
最初の一文は、結論から言うほうが伝わります。前置きが長いと、相手は別の話を想像して身構えてしまうものです。
- 「話したいことがある。生理が来なくて、検査薬で陽性が出た」と、事実から伝える
- 「怒らないで聞いてほしい。妊娠してるかもしれない」と、先に聞いてほしいとお願いしてから伝える
- 「今日すぐ答えを出さなくていいから、聞いてほしい」と、相手に考える余地を残して伝える
3つ目は、相手が固まってしまいそうなときの言い方です。その日は結論を出さないと先に伝えておくと、相手も落ち着きます。
会って言えないときは文字で先に伝える
直接会って言えないなら、先にメッセージで伝えるのも一つの手です。文字なら、送るほうも読むほうも、返事の前に言葉を選ぶ時間がとれます。
「言いにくいんだけど、生理が来なくて検査薬をしたら陽性だった。一人で決められないから、近いうちに話したい」。そのまま送れる文面です。返事がすぐ来なくても、送った時点であなたはもう伝えました。
一人で会うのが不安なときにできること
二人きりで会うのが不安なら、無理に会わなくて大丈夫です。友達に近くの店で待っていてもらう、話す時間をあらかじめ決めて相手に伝えておく、といった方法があります。
ユースクリニック Produced byペアライフには、友達やパートナーと一緒に来られます。先に一人で話を整理して、次に二人で来る。そういう順番もあります。
妊娠を伝えた彼氏の反応別にできること
伝えたあとに返ってくる言葉は、あなたには選べません。ただ、返ってくる反応は、だいたい5つに分かれます。
「おろして」と言われたとき
彼氏が中絶を望んでも、それがそのまま結論になるわけではありません。妊娠を続けるかどうかを決めるのは、体の負担を引き受けるあなたです。彼氏の希望は、あなたが考えるときの材料になります。
その場で返事をする必要はありません。「今は決められないから、産婦人科で今の週数を確かめてから話したい」と言えば、考える時間ができます。
「本当に自分の子?」と疑われたとき
この言葉は、相手が動揺しているときに出がちです。傷つく言葉ですが、あなたが自分の潔白を証明する必要はありません。
子どもが生まれたあとであれば、鑑定を含めた手続きで父子関係を確かめる方法があります。今その話をする必要はありません。「今日はその話はしない」と伝えて、その場を切り上げます。
黙ってしまって話が進まないとき
何も言わない、既読がついたまま返事が来ない。沈黙は、拒否とはかぎりません。相手の気持ちが追いついていないだけの場合もあります。
待つ日数を自分で決めておくと、気持ちが宙づりになる時間が短くなります。たとえば「産婦人科の予約は今日のうちに取る。返事は3日待つ」と決めておけば、相手の返事を待ちながらでも、受診の予定は進みます。
別れたいと言われたとき
妊娠を伝えたことで関係が終わる。それが一番こわいのかもしれません。
ただ、関係が終わるかどうかと、妊娠をどうするか。この2つは別の話です。結婚していない場合、法律上の父子関係は彼氏が認知して初めて生まれます。いったん認知されれば、交際が続かなくなっても、そこから生じる責任は消えません。別れの話に結論を出すのは、また別の日です。
責められたとき、決めるのはあなた
「なんで避妊しなかったの」「どうするつもりなの」。責める言葉が返ってくることがあります。妊娠は二人の行為の結果です。どちらか片方の落ち度ではありません。
責められると、自分が悪かったのだと思ってしまいます。気持ちが揺れている日に、この先のことまで決めるのは後悔のもとです。責められた日は結論を出さないと、先に自分の中で決めておくと落ち着きます。
相手がどう反応しても、妊娠を続けるかどうかはあなたが決めます。産婦人科を受診するのに、相手の返事を待つ必要はありません。
妊娠を伝えた彼氏と連絡が取れなくなったら
返事が来ない、ブロックされた、会えなくなった。相手がいなくなっても、あなたにできることは残ります。
産婦人科の予約に相手の返事は要らない
産婦人科の受診に、交際相手の同意や同伴は要りません。中絶を選ぶ場合の同意書も、配偶者がいなければ本人の署名で成立します。相手と連絡が取れなくても、受診できるかどうかは別の話です。
連絡を待つあいだにも週数は進みます。返事を待たずに、産婦人科の予約を取ってください。
産むと決めたときの認知と養育費
結婚していない相手との子どもは、相手が認知することで法律上の父子関係ができます(e-Gov法令検索「民法」)。父子関係ができれば、あなたは養育費を請求できます。
認知の道は一つではありません。生まれる前に相手が届を出す形、生まれたあとに相手が届を出す形、家庭裁判所に認知を求める形があります。生まれる前の認知では、相手が役所に認知届を出し、その書類にあなたが承諾の署名をします。この署名がないうちは、生まれる前の認知は成立しません。相手だけで先に進む話ではないので、承諾するかどうかはあなたが決めます。
相手が生まれる前に動かなくても、道は消えません。生まれたあとに相手が認知届を出せば、そこで父子関係が生まれます。このときのあなたの承諾は要件ではありません。相手が認知せず、連絡も取れないままなら、生まれたあとに家庭裁判所へ認知を求める手続きがあります。相手が未成年でも、認知に相手の親の同意は要りません。妊娠中の今できるのは、相手の名前と住所、学校や勤め先、やりとりの記録を残しておくことです。だれの名前で申し立てるのか、何を用意するのかは、自治体の相談窓口や弁護士会の法律相談で先に聞けます。
連絡が来ないまま一人で決めなくていい
相手がいなくなると、決めることも手続きも、全部あなたの肩にのしかかります。それを一人で背負う必要はありません。
話す相手は、一人にしぼらなくて大丈夫です。学校の保健室も、地域の妊娠の相談窓口も、産婦人科の医師もいます。
連絡が取れないときでも進められること
- 産婦人科を受診して、今が何週かを確かめる
- 中絶を選ぶ場合の同意書は、未婚(法律婚も事実婚もしていない場合)なら本人の署名で足りる(18歳未満は親権者の同意書を求められることが多い)
- 産むと決めるなら、認知と養育費の相談先を調べておく
- 彼氏とのやりとりの記録(メッセージ・通話履歴)を消さずに残しておく
- 話を聞いてもらう相手を、家族以外にも作っておく
妊娠を彼氏に言わない選択もある
伝えるのが正解で、伝えないのは逃げ。そう決まってはいません。伝えないほうが安全な場面も、あとで伝えるほうが落ち着いて話せる場面もあります。
怖いと感じる相手なら安全を先に置く
内閣府の調査では、交際経験がある人の18.0%が、交際相手から暴力などの被害を受けたと答えています。女性では22.7%です。しかも、被害を受けた人の39.1%は、どこにも相談していません(内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査」報告書概要版)。
相手に伝えたあと何をされるか分からない。そう感じているなら、伝え方より先に、身の安全を確かめてください。学校の先生や養護教諭、地域の相談窓口が、最初の相談先です。
暴力を受けている。性行為を断れない関係にある。伝えたら何をされるか分からない。ひとつでも当てはまるなら、二人きりで伝えるのは避けるほうが安全です。学校や地域の相談窓口に先に話してから動いてください。
今は言わず決めてから伝える順番もある
伝える時期をずらす。これも一つの選択です。産婦人科で週数を確かめ、自分の考えがまとまってから伝えると、相手の反応に振り回されずにすみます。
ただし、伝えるのが遅くなるほど、彼氏にできることは減ります。受診の付き添いや費用の分担を頼みたいなら、早めに伝えるほうが現実的です。伝える時期の目安は、相手に何を頼みたいか次第です。
一度言わないと決めても、あとから伝えて遅くはない
言わないと決めたあとで、やっぱり話したくなることがあります。妊娠中に伝えても、生まれたあとに伝えても、遅くはありません。
伝えるかどうかを決めきれないままでも、週数は進みます。どの道を選ぶにしても、産婦人科とはつながっておいてください。
妊娠を彼氏にも親にも言えないときに話せる場所
彼氏にも親にも言えない。その状態でも、話を聞いてもらえる場所はあります。厚生労働省の統計では、令和6年度の20歳未満の人工妊娠中絶は10,844件でした(厚生労働省「令和6年度衛生行政報告例の概況」)。同じ状況にいる10代は、少なくありません。
学校の中でいちばん近いのは保健室
保健室の養護教諭は、体のことを聞いてくれる先生です。妊娠の可能性も、話していい内容です。移動の手間もお金もかからず、その日のうちに話せます。
家に伝わってほしくないなら、話しはじめる前に「親には言わないでほしい」と伝えます。ただし、命や安全に関わる話は、ほかの先生にも共有されるのが原則です。どこまで伝わるかを先に聞いておけば、話す範囲は自分で決められます。
住んでいる地域に妊娠の相談窓口がある
都道府県や市区町村には、妊娠について相談できる窓口が置かれています。にんしんSOSと呼ばれている窓口も、その一つです。電話やメール、SNSで相談を受けているところもあります。名前を言わずに相談できる場合が多いです。
住んでいる市区町村の名前と「妊娠 相談」を組み合わせて検索すると、通える範囲の窓口が出てきます。
ユースクリニックには彼氏と二人でも来られる
ユースクリニック Produced byペアライフは、10代〜20歳が使えるカウンセリングの窓口です。ニックネームのままで、保険証も要りません。
パートナーとのことも相談できます。来るのは一人でも、友達やパートナーと一緒でも同じです。彼氏に伝えたあとで、二人で話を整理しに来ることもできます。
妊娠を彼氏に言えないときのよくある質問
Q. 妊娠に気づいてから何日も経ってしまいました。もう遅いですか。
遅いと決まったわけではありません。日にちが経つと、選べる方法も体への負担も変わります。それでも、今からできることは残っています。まずは産婦人科で今が何週かを確かめてください。産婦人科は、伝えられずにいた時間を責める場所ではありません。伝えるかどうかを考えるのは、週数が分かってからで十分です。
Q. 彼氏がまだ高校生です。相手が未成年でも認知はできますか。
できます。民法は、認知をする人が未成年であっても、その親の同意は要らないと定めています。高校生だから認知ができない、ということはありません。相手に収入がないうちは養育費をすぐ払えないこともありますが、認知を先にすませておけば、あとから養育費を請求できます。
Q. 産みたい気持ちがあります。でも彼氏は反対しそうです。
産みたいという気持ちに、相手の賛成は要りません。妊娠を続けるかどうかを決めるのはあなたです。彼氏が反対しても、認知を求める道と、そこから生じる養育費を求める権利は残ります。まずは産婦人科で体の状態を確かめるところからです。産む場合に何が必要かは、学校や地域の相談窓口でも聞けます。
Q. 彼氏の親から連絡が来ました。どう答えればいいですか。
その場で答えず、持ち帰ってからで十分です。相手の親から中絶や結婚を求められても、決めるのはあなたです。「まだ決めていないので、決まったら伝えます」と返せば、その場で答えを出さずにすみます。一人で会わず、信頼できる大人に同席してもらうほうが安全です。やりとりの記録は消さずに残しておくと、あとで確かめるときに役立ちます。
Q. 同意していない行為で妊娠したかもしれません。
あなたのせいではありません。暴行や脅迫によって、あるいは抵抗できない状況で性行為をされた場合、その責任は行為をした側にあります。文部科学省の教材も、性暴力の責任は加害者にあると示しています(文部科学省「生命(いのち)の安全教育 指導の手引き」)。この場合、医療機関があなたに相手の同意を求めることはありません。学校の先生や養護教諭、地域の相談窓口に、まず起きたことを話してください。
Q. 誰にも言えなくて、消えてしまいたい気持ちになります。
消えてしまいたいと思うほど、一人で持ちこたえてきたのだと思います。その気持ちも含めて、話していい内容です。まず頼りやすいのは、学校の養護教諭です。体と心のことを、成績とは切り離して聞いてくれます。地域の相談窓口や、ユースクリニックのカウンセリングもあります。どちらも、結論が出ていない状態のまま話していい場所です。気持ちのつらさが強い状態が続くとき、眠れない・食べられない状態が続くときは、心療内科や精神科でも相談できます。行動に移してしまいそうだと感じるときは、すぐに身近な大人か医療機関に伝えてください。
妊娠を彼氏に言えないままでも、決めるのはあなた
妊娠を続けるかどうかは、体の負担を引き受けるあなたが決めます。彼氏がもう一人の当事者であることは、その結論を左右しません。書類の上で署名が必要なのも、あなた本人です。18歳未満だと、親権者の同意書を求められることが多くあります。伝える前に産婦人科で週数を確かめておけば、相手がどう反応しても、決める順番はあなたのままです。
彼氏が受け止めてくれるとはかぎりません。責める、黙る、いなくなる。どれも起こりうることです。相手がどう出ても、産婦人科は受診できます。認知を求める道も、そこから生じる養育費の請求も、連絡が取れないからといって消えるものではありません。
彼氏にも親にも言えないまま、それでも話を聞いてくれる先があります。学校の保健室、地域の妊娠の相談窓口、そしてユースクリニック Produced byペアライフのカウンセリングです。ユースクリニックは、妊娠のことや相手との関係の悩みを聞く窓口で、話を整理して、必要なときは産婦人科などの医療機関や専門の相談先につなぎます。
カウンセリングは1回100円・20分で、追加の料金はかかりません。対象は10代〜20歳で、保険証も学生証もなしに、ニックネームで予約できます。あなたの同意なく、親や学校に連絡することも原則ありません。妊娠の検査や診察は産婦人科などの医療機関で受けることになり、その費用は別にかかります。彼氏に何と言えばいいか分からない。そこからの相談で十分です。
今日、伝えられなくても、明日があります。ただ、体は待ってくれません。下腹部のひどい痛み、生理と同じかそれ以上の出血、ふらつきがあるときは、伝えるかどうかを考えるより先に、すぐに産婦人科か救急を受診してください。
産婦人科で今の状態を確かめておけば、いつまでに決めればいいかが分かります。そのぶん、伝えるかどうかを落ち着いて考えられます。
100円
1回のカウンセリング料金(20分)
ニックネーム可
保険証なしで相談できる
この記事のポイント
- 未婚(法律婚も事実婚もしていない)なら、中絶の同意書に交際相手の署名は要りません。18歳未満だと親権者の同意書を求める医療機関が多く、用紙の様式は施設ごとに違います
- 伝える前に産婦人科で今が何週かを確かめておくと、相手の反応に左右されずに次の行動を決められます
- 相手の反応は、大きく5つです。「おろして」と言われる、疑われる、黙ってしまう、別れたいと言われる、責められる。どの場合でも決めるのはあなたです
- 連絡が取れなくなっても、受診も手続きも進められます。彼氏が認知すれば父子関係ができ、養育費を請求できるようになります
- 怖いと感じる相手なら、伝え方より先に学校や地域の相談窓口に話すほうが安全です。ユースクリニックは、彼氏と二人でも来られます
ユースクリニック公式インスタグラムInstagramでも発信しています
ペアライフクリニックの実績
性感染症学会・感染症学会 所属医師 15名
性の健康カウンセラー 3名
思春期保健相談士 1名
LGBT基礎理解検定初級 1名
ペアライフクリニックがこの記事の監修を行っています。
本記事は2026年7月時点の情報に基づき作成しています。制度や医療機関の対応は変わる可能性があるため、最新情報は各公的機関や医療機関でご確認ください。体の不安が続くときや、気持ちのつらさが強いときは、一人で抱えこまず、医療機関や信頼できる大人にご相談ください。